2010年09月08日
切り絵 故・竹内光春先生を偲ぶ。
9月3日の宮日新聞で、故・竹内光春先生の遺作展が西都の「夢たまご」ギャラリーで開かれる事を知りました。5日までとの事ですが、私自身が展示会をしている為行けずに残念です。
私も縁あって、先生の作品を数点持っていますので、ブログでの遺作展を思い立ち投稿する事にしました。
現役を引退して2年ぐらいしてでしょうか。
染色の仕事をしたく、するなら以前から考えていた、私個人にふさわしいオリジナルな作品をと思い「型染め」を志しました。
「切り絵」と「染色型染め」とは、結果的に表現は全く異なりますが、制作の過程に図柄のカッティングと言う工程が共通しています。
先生に学びたい事は二つありました。
1つは、どの工芸を創作するにも「線」の美だけは作品の命だと思っています。前述のカッティングの美しさを出す為の技法を修練する事です。
いま1つは、多くの「切り絵」を書物で見てきましたが、どの名声の先生も夫々の世界観があり、受ける印象は千差万別です。
先生も同様で、先生の切り絵に最初接した時は、特に下の作品を見せて頂いたときは戦慄がはしり身震いをしたほどです。
この図柄のあまりの独創性の発現の源を知りたく、その発想の思考要領なりとも学べまいかと思った事です。
しかし、あまりの奥深さに、自分の甘さ加減と未熟さを思い知らされただけで理解する事は諦めました。
只、ひとつ気付いた事は、「学ぶものでは無く、紆余曲折 しながらでも自分で創り出す以外に無い」と思う事でした。
工房を立ち上げた頃は、展示会のたびに先生の作品を数点展示をご協力頂きました。
下の作品は、その度毎に甘えて無心し、格安で譲って頂いたものです。
どうぞ、ご覧下さい。
教室では、切り絵の教授はそこそこに人生論を話し合う事が多かったです。
それと、私も退職後と同時に脳梗塞を患い、見た目には判りませんが今も時々後遺症現象が現れたりします。。
お互いに体調の話しも多かったです。
お話しが絶頂に達すると、その勢いで先生の言葉の格言が書かれた作品を頂いたり、領収書代わりに小作品を頂いたりしました。先生の思いが書かれた下の作品です。
額縁の入った箱には先生自筆の殴り書きみたいな名前が書かれています。今は、その字すら懐かしく思えます。
先生は囲碁が趣味で5段か6段だったと思います。
私も若い頃囲碁に夢中になり初段までは行きました。一局でも4目ぐらい置かして頂き対戦してみたかったです。
あまりの段差の違いに言い出せず、今思えばこれも残念です。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
写真は先生の教わりつつ創りました「私の切り絵」です。
この様な切り絵が出来るようになり、今では型絵染も展示会に出し、お客様に購入していただける様になりました。
これも、先生のお陰と深く感謝します。
これは、宣伝ではありませんが、私も10月初旬に「夢たまご」ギャラリーで展示会を仲間と行います。
型絵染も出品します。
偶然とは言え、同じギャラリーで展示会をする事が何かしら不思議で、見えない力で導かれている思いがします。
私も縁あって、先生の作品を数点持っていますので、ブログでの遺作展を思い立ち投稿する事にしました。
現役を引退して2年ぐらいしてでしょうか。
染色の仕事をしたく、するなら以前から考えていた、私個人にふさわしいオリジナルな作品をと思い「型染め」を志しました。
「切り絵」と「染色型染め」とは、結果的に表現は全く異なりますが、制作の過程に図柄のカッティングと言う工程が共通しています。
先生に学びたい事は二つありました。
1つは、どの工芸を創作するにも「線」の美だけは作品の命だと思っています。前述のカッティングの美しさを出す為の技法を修練する事です。
いま1つは、多くの「切り絵」を書物で見てきましたが、どの名声の先生も夫々の世界観があり、受ける印象は千差万別です。
先生も同様で、先生の切り絵に最初接した時は、特に下の作品を見せて頂いたときは戦慄がはしり身震いをしたほどです。
この図柄のあまりの独創性の発現の源を知りたく、その発想の思考要領なりとも学べまいかと思った事です。
しかし、あまりの奥深さに、自分の甘さ加減と未熟さを思い知らされただけで理解する事は諦めました。
只、ひとつ気付いた事は、「学ぶものでは無く、紆余曲折 しながらでも自分で創り出す以外に無い」と思う事でした。
工房を立ち上げた頃は、展示会のたびに先生の作品を数点展示をご協力頂きました。
下の作品は、その度毎に甘えて無心し、格安で譲って頂いたものです。
どうぞ、ご覧下さい。
教室では、切り絵の教授はそこそこに人生論を話し合う事が多かったです。
それと、私も退職後と同時に脳梗塞を患い、見た目には判りませんが今も時々後遺症現象が現れたりします。。
お互いに体調の話しも多かったです。
お話しが絶頂に達すると、その勢いで先生の言葉の格言が書かれた作品を頂いたり、領収書代わりに小作品を頂いたりしました。先生の思いが書かれた下の作品です。
額縁の入った箱には先生自筆の殴り書きみたいな名前が書かれています。今は、その字すら懐かしく思えます。
先生は囲碁が趣味で5段か6段だったと思います。
私も若い頃囲碁に夢中になり初段までは行きました。一局でも4目ぐらい置かして頂き対戦してみたかったです。
あまりの段差の違いに言い出せず、今思えばこれも残念です。
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一貫張りの表現の進化に苦心
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只今、一貫張りのハンドバックが人気です。
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「一貫張り」生徒さんの近作ブログ展示。
天然クラフトが出来ずに困っています。(再投稿)
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Posted by 彩草工房 at 16:06│Comments(0)
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