2017年03月19日

一貫張りの表現の進化に苦心

久しぶりにブログを投稿します。IDやメールを忘れている事に慌てました。

一貫張りの最初の展示会を調べてみますと2012年10月です。6年も一貫張りと草木染の講座をしているr事になります。
歳月の速さに改めて驚きます。


その頃から,今でも教室に通っている生徒さんが数人います。
技法もデザインも自ら制作しています。逆に教えられることが多いです。


お二人の作品を紹介します。




柄模様を千代紙を主体に考えていますと、2・3年すると千代紙から脱却して他の表現を求めるようです。
その一つが上の英文の新聞だと思います。


二つ目の作品です。
原体は隙間だらけの鉢状の入れ物です。




この作品は文字がなければ良かったと思っています。同じトーンの色味違いの和紙が張られ,程よい光沢が出て、どこかで見かけた焼き物を思い出しました。 

隙間だらけのクニャクニャの竹製品も和紙と柿渋液でガッチリとした入れ物になりました。


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Posted by 彩草工房 at 12:09Comments(0)随想

2015年11月22日

U-Lineストール全国知名度向上に挑戦

U-Lineストールの実用新案登録(登録第3180133号)は1012年11月に収得し、今年は3年目に継続年金を収める時期に当たり納金しました。

この3年間、当初は宮日の広告や展示会毎に知名度拡販に強調してきましたが、地域は県内に留まり、地方の不況の現状では売れるはずもなく在庫の蓄積に悩むばかりで、営業を維持するためには「カルチャー教室 一貫張り」に励み効果も出てきております。

「U-Lineストール」の知名度を上げるには、その手段として全国に知名度の高い雑誌などでに広告を掲載しなければと思いつつも資力に乏しく対応に苦慮していました。

ある経緯で日刊スポーツ新聞に下のような広告を掲載しました。


この広告を見ました大分県の広告代理店は[ afn] と称しますポータルサイトを開設し雑誌・新聞と連動し広告を掲載する企業です。又、ポータルサイトには当工房の情報の発信も1年契約で掲載するとの事です。
このサイトの内容は多種な仕様マニュアルがあり必読の上活用させて頂きます。
先週の「週刊新潮」に広告が掲載されました。全国誰でも知っている超有名雑誌ですので、小さい広告ですが期待が高まります。



一昨日早速反応が有りました。ラジオと月刊誌『ミスターパートナー』を連動し情報発信の運営企業です。
「週刊新潮」の広告から私のホームページを見て、『U-Lineストール』のファッション性・着用機能性に感動して下さり、特に女性のスタッフの方からの推奨が強く、その女性の方からのお声も頂き、誠実なお話が出来たと思っています。来年2月号に掲載との事です。
『U-Lineストール』の素晴らしさを理解して下った方に巡り合いうれしく思いました。



12月8日付けの『婦人公論』広告が掲載されます。



改めて、『U-Lineストール』の素晴らしを見て下さい。




U-Lineストールの制作には、生地の柔軟性や曲線の型取りでフリルやドレープの表情がかなり変化するすことが判ってきました。

昨年の冬頃からでしょうか、胸元に豊かなストールを巻いている姿をテレビや街の中でも見かけるようになりました。
驚くほどの盛り上がりのドレープですが、そのファッションは全く違和感がなくお似合いです。

この様なファッションを見て、全国的な認知拡販の挑戦する決意をしました。目下は広告掲載の段階ですが、購入お客さんも増えてくると確信しています。
(フリー写真から抜粋)


『U-Lineストール』もサイズを考えれば、結婚式やパーティーなどに最適で、ファッションに苦手な方も簡単にして美しく羨望のまなざしを感ずると思います。(ちょっとキザな言い方かな~)拍手

この記事を書いている最中にも神戸近郊の広告会社から掲載勧誘の電話が有ります。関西地方の拡張も一考の価値あるようです。



さりげなくかけた『U-Lineストール』です。これでも充分なファッション性が有ります。更にお召のトップスに合わせ巻き方はご自分で工夫し驚くほどの演出が生まれます。(使用しています友人の言葉です)


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Posted by 彩草工房 at 10:52Comments(0)随想

2015年07月31日

只今、一貫張りのハンドバックが人気です。

私の生徒さんの話では、一貫張りのバッグを持っていますと、知人には「どこで買ったの??」と言われ、友人からは『私にも作って!!!』とすぐにも出来そうに頼まれるそうです。

ベテランの生徒さんは二つや三つは持っています。一人で数種類は並行に手掛けているようで、その内一つはバッグです。

私もバッグばかりに取りつかれています。如何に付加価値を高めるか、目下、『持ち手』の改善です。


最近売れましたバックです。
その前にも知人に2個ばかり売りましたが、柄と言い、柿渋の色味も良く、何と言っても持ち手の工夫が傑作です。自画自賛で恐縮ですが、手放したくない逸品でしたが、お買い求めいただいた方が、バック創作意欲のきっかけになった方で、気持ちよく手放すことができました。




今までは、竹か籐の材質のバッグばかり探していましたが、リサイクルショップで『ホテイアオイバック』に目が留まり、これは「出来るぞ」と直感しました。織り込まれて材質が判らず、ネットで調べますと「ホテイアオイ」と言う水草であることに自然の繊維で有ることに、二重の喜びを感じました。

写真左は水に浮かんだ花です。右はその繊維で織られた1部を拡大しました。


『ホテイアオイ一貫張りバッグ』です。
珍しいバッグになりましたので、教材見本として保管します。購入希望者が数人おられましたが、すみませんがお断りしました。




4月から6月までの西都市働く婦人の家主催の入門講座が終り、7月からは『育成講座』が始まりました。中級クラスの始まりです。2回終わりましたが、ビックリするほどの名作が生まれ来つつあります。次回のブログで画像を掲載します。多分、バッグもあると思います。お楽しみにしていて下さい。

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Posted by 彩草工房 at 08:32Comments(0)随想

2015年01月02日

アベノミクスに期待する草木染めストール

年明けた今日、今年の目標を書いて見たいと思います。

昨年は2回ほど展示会を行いましたが、年を追うごとに売り上げは半滅、逆に価格は安くしていかねば売れずバカバカしく作品が可哀そうです。何もしないことが最善の策で、もがけばもがく程悪化し工房の維持が危うくなりそうです。

それでも、最近は景気が上昇状況にあると聞きますが、大企業に努めている方や、都市圏の中間富裕層の方々ではないでしょうか。
都市から離れれば離れるほど、企業は零細であれ有るほど、その気配は感じておられないと推測します。例外はあるでしょうけど・・・・。

総理大臣の年頭の挨拶に
「総選挙では全国各地を駆け巡り、地方にお住いの皆さんや、中小・小規模事業の皆さんなどの声を、直接伺う機会を得ました。こうした多様な声に、きめ細かく応えていくことで、アベノミクスをさらに進化させてまいります。

経済対策を早期に実施し、成長戦略を果断に実行する。今年も、経済最優先で政権運営にあたり、景気回復の暖かい風を、全国津々浦々にお届けしてまいります。」


「景気回復の暖かい風を、全国津々浦々にお届けしてまいります。」の言葉が気に入りました。しかも
地方活性化に向けて新設する地方創生担当相にはベテランで前幹事長の石破茂氏とあります。


総選挙の大義は充分です。
いやぁー!!!拍手頼もしい限りの言葉ではありませんか。


今度こそ、好景気は、私のちっちゃな工房にも、もう足元までやって来てる様で、誠に有難い限りです。
今朝は、朝日に向かい「二礼二拍手一礼」をしました。


それは『Uラインストール』の知名度を高め、総理のお言葉をお借りすれば、「全国津々まで」拡販することです。
昨日、Amazonに販売登録しました「Uラインストール」をご覧ください。

U字形を逆さにした形状をしています。肩に掛けるだけでファッションの一つが生まれます。


肩を包むように掛けて前を結べば・・・・・・・・・



前の結びを解いて、片方の垂れを肩に掛けます。


先ず、首前から掛けます。後ろに垂れた両方を交叉させて前に持ってきます。胸元に豊かなドレープが生まれます。


今度は、後ろから掛けて、垂れた両方を左右に交叉させ、後ろに放り投げればバックファッションの出来上がり。



このストールの最大の特徴は、美しい不規則なフリルと豊かなドレープが、巻き方により自ずと生まれることです。

巻き方は簡単な方法を紹介していますが、皆様ご自身で工夫すれば無限とは言いませんが、驚くほどのオリジナルな巻き方が開発する要素を持っています。

難点は生地の選択と、広さが長方形のストールに比べ3倍近く必要な事です。それと頂点の曲線の縫製工程の賃金が高い事です。
故に、どうしても売価が高くなります。


現在は販売は少なく、知名度もゼロですが、アベノミクスの経済が好循環すれば、いずれは、陽の眼を見る日が訪れると信じています。


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Posted by 彩草工房 at 13:28Comments(0)随想

2014年04月30日

「一貫張り」生徒さんの近作ブログ展示。

最近は、5月19日からの「アトリエ祇園の販売会」の準備と教室の対応や私事ながら趣味が増え多忙を極め、、すっかりブログにご無沙汰してしてしまい、愛読して下さる方に申し訳けなく思っています。

現在、『一貫張り教室』は「アトリエ祇園」で昼と夜のグループがあります。生徒さんも、かなり止められて、今は少人数ながら精鋭部隊の集まりでしょうか、自由闊達に創作に励み和気合い合いと楽しんでいます。

3月からは新富町の文化会館の一室をお借りして『新富一貫張り教室』を設けました。
市内近郊地域にも【一貫張り】を広めて行きたいと思っています。千代紙を用いた柄が主で馴染み易く、今はあまり知られていませんが、奥深くアート的でもあり、趣味として向き・不向きはあると思いますが、創る事の好きな人はお気軽に一度は取り組んで頂きたいと思っています。


最近の生徒さんの作品です。
当初は、取り留めもなく始めた一貫張りでしたが、最近、気づいたことですが、個人のオリジナル性を生かすように指導しています。その所為か、今は生徒さんが自身で好みのデザインを考え、場合によっては助剤の用い方、顔料の配合など、逆に私が教えられることも生じてきています。


目標は僭越ながら『美・格調・斬新さ』を忘れず対応していますが、果たして実行されているか三者的には判りませんが、自分としては表現としてイメージが鮮明化し掴めてきたような気がします。

「百聞は一見に如かず」多くの作品の極一部をご覧ください。カメラを忘れ撮り損ねた名作?も多々あります。新富の生徒さんの作品もあります。



























もっと、もっと【千代紙で楽しむ一貫張り】を体験してみませんか。
問合せ☎ 090-1878-4361 草木染め 彩草工房 松元



宮日新聞広告より。
一巻張り生徒募集


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Posted by 彩草工房 at 16:54Comments(0)随想

2014年03月27日

天然クラフトが出来ずに困っています。(再投稿)

3月6日に本タイトル名のブログに、日照権に対する同情のコメントを頂きました。
コメントに対する返事を書こうと思ってブログはコメントがゼロになっています。ゼロの筈はないと思いつつ返事を出さないと気になっていました。
昨日になって気づきましたが、該当するブログが削除されて無くなっているんです。どうも私のうっかりミスで削除していた様です。


私にとりまして、今回の『日照権』にまつわる出来事は、人生の中で滅多に体験出来ない社会勉強を教わり記録に留めて置くべき事と思い、面倒でも再投稿することにしました。


採用した時の画像は残っていると思い、画像一覧から再度掲載します。


1月上旬の頃の写真で、時間は12時頃です。すっかり家屋全体が影になります。当然庭もです。


今年の1月初め頃、前の空き地の70坪土地の端から端まで忽然と2棟の2階建の建売住宅が建ちました。
工事中は布に覆われてどのような建て物が出来るのか判りませんでしたが、布が取れて見ますと見上げるような白い建物が2棟現れました。


布で覆われている頃から、日照権で提訴すべきではないかと、『建築基準法』の認可をした当局に問い合わせて見ると用途地域に数値的に達しているのでOKとの事です。
日照権の侵害は主な2項目だけでも簡略して書きますと、
⓵ 柿渋染めは日光lが当たらないと柿渋本来の色味が発色しません。販売の現象に繋がります。
⓶ 他の手染めの染色も乾燥lが遅く、工程が長くなりコスト高にもなります。


上記の2項目だけでも、建築基準法では数値さえあえば、周りの住民の苦境は関係なく、弁護士さんの領域の問題との事でした。


個人、県や国の支援する無料相談の弁護士さんから次から次と紹介されまして4人の弁護士さんに相談することが出来ました。、次から次と予約日を指定され、4人目の弁護士さんにお会いできた頃は建物は完了してしまいました。
助言はして下さいますが、共通することは訴訟の代理人になって頂く事は即座に断られます。



やはり、有料の弁護士さんで無いといけないと思い、弁護士さん方のホームページを見まして探している内に、ネットで次の文面を見ました時は遂に精根も尽き果て諦めました。

『日照権は現在では,判例上確立した権利です。 しかし,建物ができてしまってからでは手遅れです。』

【コメントを下さった方へのご質問に対してのご返事は上記の文章です。】

数日前の晴れた日の写真です。同じ12時の撮影です。今は日も高くなり家の中にも少しは日が入りますが、間もなく室内も暗くなります。

日陰の中で柿渋の布がどの程度発色するか試作中の写真です。

せめて、4時後まで日が当たる場所を探して見ますと、屋根です。

目下、『一貫張りの教室』『染色教室』の充実化に多忙を極めています。
秋には新富で展示会を行います。その為の作品創りの日当たりの良い場所を作ることにしています。
カーポートの上に屋根と同じ高さの作業場を作る積りでいます。


今回の日照権の成り行きは、社会の仕組みの一面を見た思いで、人生の中の一つの出来事としていい「勉強をさせて頂きました。

今では、作業場に階段を上がる自分の姿がイメージされ楽しみです。

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Posted by 彩草工房 at 01:29Comments(2)随想

2014年03月09日

年度末棚卸と春の展示会

昨日、やっと確定申告が終り「ホッと」しています。

一番面倒な事は期末在庫の調査です。昨年の春の展示会以来のご対面です。厚手の綿生地は袖の折り目が色が褪せて居る様で,予想はしてました。数点で不良品扱いで対象外にしました。しかし、ほとんどが色褪せてません。

世間で言われるほど「草木染は褪色しない」と日頃より思っていましたが、立証された感じです。
但し、染色時に正しい各工程の処理をされえた場合のことです


数えている内に数も忘れ、一点一点染めている時の事が思い出します。中にはどの染料で混合して染めたか、自分で染めたにも関わらず言うのも恥かしいですが、惚れ惚れする色合いもあるかと思えば、納得のいかない色味の作品を出品したのかわからない作品もあります。






今は、すっかり「一貫張り」教室」「染色教室」を開設し、セミプロに至るまでに今までの私なりの技法を教えています。教えていますと、生徒のトラブルの解決から学ぶことも多く私の勉強になります。楽しくてなりません

【アトリエ祇園】は販売も兼ねていますが、必需品では無く嗜好性の高い商品のため販売の為に常駐しても無駄な時間を過ごすようで、興味のある方は電話連絡して頂くようにお願いし看板にもそのように掲示していますが、未だかってその気配すらありません。


棚卸の状況を見ますと、何らかの販売を考えねばなりませんが、狭いながらも【アトリエ祇園で】展示会を実施することでディスプレイを考えてみることにしました。
あまりの狭さにお客様に失礼なことが生じるように思えます。そのような事が生じるようでしたら来店し下さったお礼として何らかのサービスを考えてみます。、駐車場も5台分は確保してありますが,不足の場合は近くの駐車場を利用して頂くしかありません。


スケジュールは【アトリエ祇園の一貫張り教室】にも【新富一貫張り教室】二も変更なく実施できる日は、予定ですが

      5月18日(日)~5月25日(日)


目的は
⓵トップス関係の在庫だけでも50%以下OFF で対処してでも在庫削減を図ることです。
⓶Uラインストールのストールの認知拡充を図る事。
⓷小物のアイテムを増やし、出来るだけオリジナル性の高い商品を考えたいと思います。


明日からでも実現可能に努力してみます。


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2013年12月31日

合気道と声楽

今までは、私のブログと言いますと仕事の事ばかりでしたが、これからは趣味の事や見聞し感動も書いて見たいと思います。

合気道に携わっておおよそ30年になります。その間には脳梗塞を患い数年休んだこともあり、頸椎版ヘルニア手術で数年休み、2年ほど前にけいこ中に倒れ病院の診察結果、ヘルニアが進化して激しい運動はストップされました。止む得ず合気道は諦めている積りでいました。
しかし、諦めきれず、首に影響の無いように木刀を裏山で竹や木の枝を相手に振り回し,中心軸と呼吸は忘れないように心掛け、何時かは復帰したと考えていました。  

合気道のフリーのイラストを採用させて頂きました。

今年の10且初め頃に師匠の「野中日文先生」の再入門の許可を得ました。
見取り稽古から初歩からのおさらいのつもりでしたが、2年ぶりで、さすがに道場の敷居が高く感ぜられました。

6段に昇格しましたKさんとの久しぶりの対戦でしたが、言葉ではうまく言えませんが間の取り方の違い、触れ合った瞬間に投げ飛ばされていました。
脱力はしていたつもりが、Kさんの説明を聞きますと、脱力が弱く質感も違うようです。
次の週でも対戦し、間の取り方、脱力の仕方が、何気なく解るようになり、鍛練を積めば身に付くような気にもなりました。


さて、声楽の方ですが個人レッスンを受けていることは誰にも内緒にしていました。歌うなどガラにもなく恥ずかしかったからです。

一昨年頃の10月頃でしたか「佐藤しのぶ」さんのコンサートを聞きました。入場料が意外と安く躊躇せず前売り券購入。
初めてのクラシックの声楽を聞きましてすっかり魅了されました。感激ぶりは2011年10月のブログを見て頂ければ幸いです。
おぼろげながら、自分でも声楽を学んでみたいとは、時々思うものの、年齢的にも、第一譜面の見方から勉強するなど出来ないと思っていました。

「岩部祐子先生」に、個人レッスンを受けるまでの経過は省略しますが1年半位になります。
今では「千の風になって」を練習中です。1年前には考えられないことです。1オクターブか2オクターブは高くなっている様にも思えます。




ところで驚く事は、教えて頂くことが、声楽と合気道が共通することが多いことです。箇条書きにして見ます。
臍下の一点(丹田)から横隔膜の中心の軸を如何なる動きにも維持しておくこと。
脱力については声楽も合気道もかなり強調して鍛練させられます。声楽の先生は鳥の羽に例えて説明されます。胸元から足先まではピンと張っているが(丹田)羽は脱力し軽やかに上下に振って飛んでいます。上の合成写真の鳥は声楽を画像で検索すると出てきました。
合気道のKさんは両肘の力を抜くと肩の力も抜け、技から技の連続にも持続することを強調します。腕が羽の様にと解釈しました。
声楽では声の位置を一定に保ち崩すことなく引かずに前へ前へと進むことを注意を受けます。高音のつながりが崩れません。
合気道では常に間取リ・入身の技で先手先手を取れる位置に自分を置く事を心がける。「前へ」と「先手」が同意義に思えました。

おおよそ以上ですが、もう一つ驚く事に出合いました。
Amazonで本を購入しますが、武術の本を検索しましたら武術の本の間に『声が良くなる・歌が上手くなる』の本が紹介されています。武術の本を探しているのに何故歌の本が出てくるのか??。興味が有り歌の本を取り寄せ、まだ数ページしか読んでいませんが『丹田』の事が書いてあり私の思っていた事と一致するようでビックリしました。

声楽を教わっていることをブログに書く気になりましたのは、この本に書かれています『声を変えると”脳,,も変わる』の一文です。
「良い声を鍛練し、歌もうま」くなれば脳は良好に刺激され活性化して今後の人生にが左右されると思います。、

合気道を取り上げましたが、『丹田』と『脱力』は他のスポーツでも探求すれば上達の秘伝があるように思えます。
更に深く考えると、私の作品創作にも日常の生活の中にも関連することがあるようで課題としてみたいと思っています。



参考資料:『1日で感動的に声がよくなる‼ 歌がうまくなる』堀澤麻衣子・司拓也著 ㈱すばる舎発行












  


Posted by 彩草工房 at 11:16Comments(0)随想

2013年11月12日

展示会でUラインストールをアピール

一昨日、東神宮の蒸氣屋さんのギャラリーでの『ふれあい工芸三人展』の展示会が終りました。内容は前回ブログの三つの工芸です。

結果は大盛況と言いたいところですが、残念ながら往年の盛況さはありませんでした。原因の一つは広告宣伝不足と思います。宮日の「あどパーク」は止めて「あすのMIYAZAKI」だけでした。市内の随所のポスターも貼りませんでした。

今回の目的は二つでその一つは、毎度のことながら『Uラインストールの認知拡販』です。
ボツボツですが知れ渡りつつありますが、余りにもボツボツです。ボツボツながらも小さな機会を活用しながら努力していれば、必ずや大きな機会が訪れるものと確信しています。自画自賛ながら作品には自信を持っています。
取り敢えず写真を見て下さい。

これは従来の長方形のストールです。



そして、これがUラインストールです。

比べてご覧のように垂れ下がる様が、下のUラインストールは既にフリルが出来上っています。
と言う事は、首から垂れ下げるだけで一つの巻き方が出来上がったことになります。

他の巻き方もご覧ください。





 
以上が、展示会で見られるUラインストールですが、下のパンフレットを配布しプレゼンさせて頂きました。


実用新案を登録認可しましたので、機会あるごとにプレゼンしていますが、従来のストールも会場では大いにお似合いそうな方には勧めています。販売部門に於いては、これからは『ストール専門店』と再出発したいと考えているぐらいです。

我が工房のもう一つの柱として、教室の充実化です。トップスは中止して、代りに生地を手染めて売るようにしてみてはと、目下検討中です。
故に、トップスの在庫処分を行っています。只同然でも良いと冗談めいたことを言っても、良識的な買われる方は価値相応の支払いをして下さいます。正直、60%・70%引きで処分しています。


ご購入関心のある方は、祇園にあります『アトリエ祇園』に予約連絡下さい。
場所は当工房のホームページか、WEBサイトの『まいぷれい』ショッピングから検索下さい。



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Posted by 彩草工房 at 21:08Comments(0)随想

2013年05月04日

【アトリエ祇園】を華やいだショップに。

前回のブログで書きましたが、宮崎市内の祇園のアパートの一室を借りて、【アトリエ祇園】名付けて主に「草木染め」を教えることで『染色教室』の開講が目的でした。朝日新聞の広告にも『キッチン手染め染色教室』としました。
この『キッチン』にかなり手応えがあり数件の問い合わせを頂きました。

これからも応募者が有るものと期待しています。なんと言っても自分の家で染めることが出来るようになるんですから・・・。


処で、染め教室に重点を於きながら空いた時間と部屋は簡素な【自宅風ショップ】にと前回ブログの段階では考えていましたが、今になって頭に過ぎることは、現役の頃、東京か京都か覚えていませんでしたが、小売店がマンションの狭い一室で繁盛している華やかなディスプレイした店の情景です。


次のようなディスプレイで、部屋を飾り商品も小物雑貨もあり、総て品質は高く価格は贈答品に納得な値段に努力します。

今までの展示会から抜粋してイメージを例示します。
部屋の中央にテーブルを設け数量少ないがアイテムはより多く、選択に楽しさのある商品を集めることが要点の一つと考えています。小さな華やいだ千代紙一貫張りや、工芸仲間の作品を置くことも検討中です。


私が最も贈呈品に選んで頂きたいのは「ストール」で有り、その中でも自ら考案し、【実用新案登録】認可済みの『Uラインストール』です。現在春夏用の当ストールを準備中です。中元用に考えています。


下の写真は初春に適した透明度のある薄地での【Uラインストール】ですが、あまりのボリュームに細身のものの手配中です。


定番のストールも今後は化学染料も用いますのでデ、デザインも工夫出来そうで草木染との絡みなど思案していることが多々あり出来上りましたら投稿します。

そして、当アトリエの壁には下の写真のようにディスプレイして、室内もいつものような展示会のように草木染の彩りに覆われ。贈答品といえば、必ず『彩草工房のアトリエ祇園』を思い出して下さるように知名度が高まるように今後の夢にします。


「染色教室」を設けた喜びと同格に、今になって気付くことは『手染めの販売店』を市内の一等地とは言えませんが環境は抜群の所に設けた様です。今は室内に何を置きどのようにディスプレイを考え集客戦力ばかりを考えています。




  


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2013年03月21日

異変現象と私の仕事

いつも散策する裏山に桜が咲いています。あまりの早さに驚きます。


庭には桃の花が咲いています。

桃の花と桜の花が同時に観賞出来るなんて初めてです。

政党も変わり数か月で景気も上向く傾向にあり、喜ばしいことですが、WBCではダブルスチールのサインで走者アウト。走者が嘆いていましたが、サインを出した監督さんの判断ミスに私には見えました。この景気も準決勝で想定外の現象で、あっけなく終わらないようにお願いしたいものです。

同じ街で、五月晴れの好天気の翌日は砂塵を含んだ台風の様な強風の急変の様子をテレビで見ていますと何か神の啓示すら感じます。東北地震災害以降、どの分野でも「天変地異」が根底にあるように思えます。

私も仕事の戦略を見直さないと工房の維持が出来ない時が来るように思えてなりません。
草木染の作品は販売重視に来ましたが、「一貫張り教室」を開講してみての経験から
                   【染色教室】
開講するように現在準備中です。場所も宮崎市内に設けるようにしたいと考えています。
教える内容も「草木染め・インド藍」は勿論のこと、>「柿渋型染め」「化学染め」も教えることにします。


【一貫張り教室】も、もっと馴染める教室にしたいと考えています。
「一貫張り」と言いますと二人に一人は知らないようです。知って居られても「水墨で書や絵が描かれ、柿渋が塗られた茶色の入れ物」と言った渋いイメージを持たれる方がほとんどです。
今は画像検索しますと色味も鮮やかなも多くあります。
私ならではの味わいある「一貫張り」を創れそうになりました。技法上試作を数度繰り返し自信が付きましたら発表します。
書道や絵画は子供から大人まで行っています。私の考案した一貫張りも子供から大人まで馴染めます。
究極的には「美・品格・斬新さ」のある工芸を目指しています。











  


Posted by 彩草工房 at 13:57Comments(0)随想

2012年03月17日

宮崎にも新幹線がほしい。

昨日・本日のニュースを見ますと、鹿児島までの九州新幹線の経済効果が報じられていました。
500億円の経済効果が有ったそうです。

指宿の観光地の繁盛ぶりが詳しく放映されていましたが、ある種の業界などは40%以上の躍進があったようで、毎日、素材購入の資金稼ぎの増収集客手段を考えている者にとっては羨ましいやら、悔しいやらの思いで見ていました。

解説者の説明によりますと、九州が一体化して繁栄のための新幹線らしいです。
テレビのモニターに映る九州の鉄道網を見ると、どう見ても、宮崎と大分は蚊帳の外としか見えません。

そこで私の提案ですが、鹿児島駅から宮崎にモノレールを走らせては如何でしょうか。更に湯布院まで延長すれば、観光資源も豊富で、これこそ九州一体化した経済効果が平等に配分しそうな気がしますがどうでしょう。

空中を走るので一直線で、見下ろす景色も絶景で観光に関東や関西からの来客は増えると思います。
ひょっとすると、中国や韓国の富裕層も来るかもしれません。

橘通りや、高千穂通りの商店街の店のシャッターも開き、街全体が活性化することは間違いありません。

物産センターに置いてあります私の草木染めストールの需要も増えると期待します。

宮崎の中心地を歩くと、旧態以前どころか衰退の一途の道を歩いているように思えます。

実はこのブログ、今日は足腰を悪くして、パソコンの前に座る以外になく、指宿の繁盛ぶりを見ているうちに落書きを書くような気持ちで、ふと思いついた閃きを書いていましたが、素人の考えることで、実現の可否もわからず書きましたが、投稿するのもお恥ずかしい次第ですが、思いと夢だけはご理解下さい。

楽天家の私、太平洋の水平線を眺望し日南海岸を走るモノレールのイメージが目に浮かびます。

草木染め 彩草工房のTwitter








  


Posted by 彩草工房 at 19:40Comments(0)随想

2012年03月11日

一貫張りに感謝

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  役場の環境センターの一室で一貫張りの教室です。
生徒さんは二人。

2時46分サイレンが鳴り渡りました。
3人で、東北に向かい黙とう。
思わず、込上げてくる思いに襲われました。


       一貫張りの出来栄えはともかく、
       こうして作品を創作し生きていることに感謝します。



                    近日に『絆』の作品を作りたいと思います。                                                          


Posted by 彩草工房 at 19:26Comments(0)随想

2012年02月29日

初春に装うストールに珍案・奇案

お隣の庭に咲く梅は一枝残らず満開です。確実に春は訪れているのに寒いの時や暖かい時の繰り返しで、昨日のテレビのニュースは九州北部は雪で大分に雪の降る情景が報じられています。
最近の気候は三寒四温とは言え何か変な兆候に思え気になります。

最近は車の中にストールを念のため2枚ぐらい置いておきます。寒いときはストールを巻きますと肌着一枚ぐらいの防寒対策になり安心です。

以前のブログで「男性もストールでおしゃれ」をテーマに数度書きましたが、その所為とは決して思っていませんが、男性もストールを活用するようになってきつつあります。
先週のテレビの中で、シニアな方で真っ赤な色味のマフラーと思いますが、臙脂(エンジ)のシャツの上から胸元で一巻きして垂らしています。すごく格好良く見えました。
日曜の「のど自慢」では若い男性が、長いストールだと思いますが首から胸元にふっくらとボリューム感を持たせた巻き方で演出していましたが全く違和感を感じません。

私の工房は8割がストールを染めており、いわゆる『くつした屋』があるように『ストール屋』だと思っています。
いつも、男女を問わずストールのおしゃれな演出な装いを考えています。

ある朝閃きました。(余談ですが、アイディアの閃きは起床時かトイレの中が多いですが・・・不思議です。)ご紹介します。
珍案・奇案とは言え、名案だと思います。それとも迷案・・・・・・。

草木染めの布で作りましたフラワーでポイントとして留めてます。


以下のものは『ブレスレット』を使用してポイントにあしらい、巻いた形も崩れません。
ブレスレットの小道具を用いたのは、私の妙案と自負しています。








自宅ショップの予約の日は、下のようなスタイルでお待ちしてます。販促対策??。話題になることも度々あり。
右は黒玉のブレスレットを利用しています。


ちょと、これから街に出かけて来ます。ストールを意識し誇らしく闊歩する積りでいます。


皆様もストールを用いて自分の存在を演出してみませんか。効果抜群です。

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Posted by 彩草工房 at 19:37Comments(0)随想

2012年01月04日

ホームページをリニューアルしました。

ホームページを最初作ったのは2007年の春です。
丁度、工房を設立したものの販売先を探しに難行し、『ファッション・まつやま』様にお世話になった頃です。

ホームページは『パソコンこん先生』に偶然お会いしご指導頂きました。親切・丁寧にして、時代の先端の情報を駆使して販促効果を充分考慮されたホームページが出来上がりました。
先生にお会いしたことは運命の一つの経路の支点だったと今では思っています。
お陰様で、一年もしないうちに、「草木染め工房」で検索しますとGoogleで上位にありました。今では2ページ内に常駐しています。
パソコンだけでなく、ファッションや、自宅ショップのディスプレイなどの助言も有難く感謝しています。

それから5年経過し、新春と同時にホームページをリニューアルしてスタートすることになりました。指導は勿論「パソコンこん先生」です。
きっかけは、念願の『一貫張り教室』が取り敢えず軌道に乗ってスタートした事です。目下生徒さんは少ないですが、徐々に増えると自信をもっています。いずれ『WEBレッスン』が出来るように対応策の勉強中です。
今では「一貫張り教室」でGoogle検索しますとトップです。

今一つは委託販売先が増えつつあることです。
通称『物産協会』に加入したこと、そして日向に有名な『民』で小規模ながら割り込み陳列させて頂いています。
日南も観光地ですので作品が適応するお店を模索中です。

通販はアマゾン一つに絞り、今は出品数が少ないですが、特に対応策を強化しアイテムも出品数も増やしていきます。

前回のブログでは、ヘッダー部分はリニューアルされていましたが、このブログからは各バナーも完全に機能していますのでクリックして見て下さい。分かり易く解説した積りです。何かお気付きな点がありましたら教えて下さい。


日頃から思うんですが、草木染めの商品は工芸品でもありますが、「藍染め」は知らない人はいない位ですが、「草木染め」を知っている人は極一部の方々だと思います。展示会をしましてもリピーターの方々やその知人・友人の方のお蔭で支えられているように思えます。おしゃれでファッションのセンスのよさそうな方が会場に見えますが、価格だけ見て去って行かれる情景を多々経験します。
『草木染め』と言う染物が存在し、その特徴や価値感を理解して頂けるように地道ながら努力せねばと思っています。
今回のホームページのリニューアルの目的はそのひとつでもあります。  


Posted by 彩草工房 at 07:02Comments(0)随想

2011年09月20日

佐藤しのぶ さんのソプラノに感動(2部)



2部の開演です。
左手より佐藤しのぶさんが威風麗姿として入ってこられます。ドレスアップしてます。
ステファノ・アダッポさんがピアノに座ります。

最初はオペラ、「アイーダ」より『勝ちて帰れ』
パンフの一部を引用すると、「恋心と祖国への愛との間で揺れ動く悩みを切々と神に祈る」とあります。
これを、佐藤しのぶさん流に語られ、生の歌声が始まります。

次はオペラ『穏やかな夜には』です。
意味はよくわかりませんが、ソプラノの美声に釘付けで、クラシックの歌声の美しさを改めて実感しました。

次はステファノ・アダッポさんのピアノ・ソロです。
パンフによりますと、小澤征爾さんなど世界でも有名なオーケストラと共演されてる方です。
演奏は「オペラ マノン・レスコーより間奏曲」と書かれています。

コンサートも終わりに近づいているようです。
三度、佐藤しのぶさんが威風麗姿として中央に立ちました。超ドレスアップで劇場のあちこちで感嘆の声が聞こえてきます。

この曲は私も知っています。オペラ蝶々夫人より『ある晴れた日に』です。日本に馴染みの曲ですのでストーリーもおおよそ知っています。
今、自分は佐藤しのぶさんの生の声で「この曲」を聴いているんだと思うと感激の形容の言葉が思いつきません。

歌い終わりますと一瞬でしたが、後ろ姿になりピアノに手を付きひと呼吸しているようでもあり、祈っているようにも思えます。

プログラム最後の曲です。
同じオペラから『かわいい坊や』です。
「夫人が自刀する寸前に飛び込んできた息子を思わず抱きしめ泣きながら母の愛と別れを告げる辞世の曲」です。
歌う佐藤しのぶさんの表情からも全身全霊で叩き付けるようで美声も劇場の津々浦々に消えていったようです。

歌い終わりますと深々と頭を垂れ退場していきます。

劇場一杯に今までにない大きく高い拍手が響いています。鳴りやみません。アンコールを求めています。
やがて、お二人が現れ、アンコールに応えて下さるようです。2曲歌って下さいました。
一曲目が終わった後、後ろ姿になりピアノの前に頭を下げています。今回は長いです。お疲れだと気の毒です。

しかし、その後ろ姿は正に祈っている姿です。振り返った時は平常心を取り戻したのか2曲目の美声が聞こえてきました。
あの有名な『アベ・マリア』です。
この曲を生の歌声で聴くなど感動以外何もありません。

私も全身全霊で聴いたようで、総てが終わった後もしばらく座って余韻に浸っていました。

帰りはロビーで「蝶々夫人」の入ったCDを購入しました。このお金は世界の貧困な人々、避難民に支援金として寄付するそうです。

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私の合気道の師は水墨画・書を本業としています。定かではありませんが尺八の名手とも聞いたことがあります。
その師が「工芸の上達法は美しい感動する芸術を五感に多く接する事」と教えて頂いたことがあります。

今までは絵画や書に求めていましたが、今回の佐藤しのぶさんのオペラを聴き、師の教えが理解できそうな気がしてきました。今後の私の工芸に何か感動する変化が生ずる様に精進したいと思います。

このブログは私自身のために書き留めました。感動する情景を忘却しない為です。お蔭で長いブログになってしまいました。

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Posted by 彩草工房 at 21:30Comments(0)随想

2011年09月18日

佐藤しのぶ さんのソプラノに感動(1部)

佐藤しのぶさんを知ったのははっきり覚えていませんが20数年前テレビ出演中だったと思います。
「何ときれいで、背が高くずいぶん太った人だなぁ」と思ったことを覚えています。
フアンになったのは紅白歌合戦に出場した頃からです。その時は痩せていて完璧な容姿で最初は気づきませんでした。

先月初旬あるホテルのロビーで下のパンフレットを見つけました。「A席で5000円で宮崎公演」に即座にためらう事なくチケットを購入しました。場所は「メディキット県民文化センター」8月30日のスケジュール表に赤で大きく記入。



当日が来ました。
開演です。
ステージにはライトを帯びてグランドピアノが1台置かれています。

左手から佐藤しのぶさんが背筋をぴんと張り、両手でドレスを上げて威風麗姿として中央に入ってこられました。
同時にピアノ演奏者のステファノ・アダッポさんがピアノに座ります。
通例通り挨拶がありました。この時点ではユーモアもありお話の上手なお方と思いました。

一部では抒情歌で赤とんぼや早春賦などです。生の声です。マイクを通さないこの澄み切った声は2階の奥のお客様にも私と同じように届いているかと思えば、オペラ歌手の発声は不思議に思えてきます。
一曲終わるたびに全階場の拍手が鳴り響いてます。

拍手が鳴り終わると佐藤しのぶさんのお話があります。その時はマイクを持っています。
お話の内容は省略しますが、話術の達人です。いや話術と言うより、僭越ですが話芸だと思いました。間の取り方、お客様と完全に気が結ばれています。武道に「位取り・氣結び」の奥義がありますが頭の中にそのことが過ぎっていました。
歌と同様にお話しぶりに感動しました。

抒情歌の最後は『故郷』を会場全員の合唱です。指揮は佐藤しのぶさんで腕が指揮棒のように振られています。会場の皆さんも棒に従って歌っているようで素晴らしい合唱です。

合唱が終わると同時に佐藤しのぶさんは左手を上に掲げ指先が招くように動いています。その間は会場全体は高揚で拍手が続いています。
すると、佐藤しのぶさんの指先が止まり、手の平になり、途端に拍手が一斉に同時に止まりました。拍手も合唱の一部で乱れは微塵も感じないように終わった様に思えました。会場全員の心の高揚は佐藤しのぶさんの手中に完全に掌握されていたようです。
そして、招く指先の動きは佐藤しのぶさんの全員の合唱へのお返しの拍手のようにも思えました。

                                  
                     休憩
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
公演の2部で感じたことを書きたいんですが、あまりにも長いブログになりそうで、読んで下さっています方には申し訳ありませんが数日中に投稿します。

公演から半月遅れのブログになり、いささか恥ずかしい気持ちもありますが、10月の展示会の準備や一貫張り教室などで多忙に追われ、佐藤しのぶさんの事務所に写真掲載の許可を得る手続きなどで遅くなりました。

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Posted by 彩草工房 at 01:43Comments(0)随想

2011年06月14日

天空に七色の彩り

このブログ早く書きたかったのですが、一貫張りの生徒募集の多忙さやパソコンの故障などで本日になりました。

5月29日の大雨の後に南方の方向にご覧のような虹が天空に描かれています。
慌ててカメラを取り庭に出て見ると、又、びっくり感動。
先っきは一つなのに、いつの間にか一つ増えています。二重の虹。

しかも、意図したかのようにバランス良く、明暗濃淡を付け遠近感を取って天空に浮いています。

翌日のテレビで、虹が横直線に見えたことの放映がありました。余程、変わった虹だったと思われます。



残りの人生で二度と見れないと思える天空の現象です。

外に居た隣のご主人もカメラを取りに駆け戻って行ったようです。

私はふと思います。私も虹のようなナガ~イ長い七色のストールを天空に巻いてみたいものです。  


Posted by 彩草工房 at 05:41Comments(0)随想

2011年01月16日

激励の書道年賀

先ず、堀内景子先生から頂いた年賀状をご覧下さい。

「今を生きる」


この年賀状を頂いてから、作品創りに失敗して憂鬱になったり、疎ましい事が諸々あったりすると、この年賀状の書体の一角一角が頭を過ぎります。
言葉の意味からの励みも感じますが、それよりも筆で書かれた文字の配置や線質の力強さに圧倒され、負けじとばかりに挑戦欲がフツフツと沸いて来ます。

「今日に生きる」と言う言葉がすきですが、その後、今日だけでは時間が長すぎやしないか。有言不実行ですが「今、一瞬」ではないかと思った事があります。その所為か、この年賀状に強く感ずるのかもしれません。

僭越ですが、『「生きる」の生命を「」と言う宇宙か、それともが包み守って下さる』の意味のように解釈しました。「今」の大きな力強い傘が目に焼きつきます。



ところで失敗したと思っている作品を見て下さい。

『至誠天通」


先日、「楽しみま書」の教室で先生の指導を受けた行書体です。
最終的な目的は、布に文字アートを描く事です。
独学でしてみましたが結果は書道の筆さばきの基本を身につけないと思い入門しました。
目下、基本の行書体ばかりですが、その行書体も線質が確かであれば柄になる事が解ってきました。
文字を書く染料は粘土性が高い為、墨のように筆は走りません。
むしろ「書く」と言うより「描く」と言った方が良いかもしれません。
しかし、筆は書と同じものを使い、筆法も書と同じでないと線質が生きてこず柄にはならない様です。
頭の中では判っているのですが、その筆法なるものが難題で先生のお世話になっている次第です。

文字の染料は蒸すことにより色が出現されてきます。
文字も未熟ですが、書と見れば大失敗。
蒸す段階で失敗して染料が流れ、原因はほぼ推定してますがストールと思えば染料の意図せぬ流れも天の配剤か「珍妙なる文字アート」と思え、下の写真のようにストールとして大成功かもしれません。


そのように思ってくださるお客様を待っています。思いっきり格安でお分けしますがいかがでしょう。
そのように考え、次に対応する事が「今を生きる」の極意かもしれません。







  


Posted by 彩草工房 at 09:23Comments(2)随想

2010年09月08日

切り絵 故・竹内光春先生を偲ぶ。

9月3日の宮日新聞で、故・竹内光春先生の遺作展が西都の「夢たまご」ギャラリーで開かれる事を知りました。5日までとの事ですが、私自身が展示会をしている為行けずに残念です。

私も縁あって、先生の作品を数点持っていますので、ブログでの遺作展を思い立ち投稿する事にしました。

現役を引退して2年ぐらいしてでしょうか。
染色の仕事をしたく、するなら以前から考えていた、私個人にふさわしいオリジナルな作品をと思い「型染め」を志しました。
「切り絵」と「染色型染め」とは、結果的に表現は全く異なりますが、制作の過程に図柄のカッティングと言う工程が共通しています。

先生に学びたい事は二つありました。

1つは、どの工芸を創作するにも「線」の美だけは作品の命だと思っています。前述のカッティングの美しさを出す為の技法を修練する事です。

いま1つは、多くの「切り絵」を書物で見てきましたが、どの名声の先生も夫々の世界観があり、受ける印象は千差万別です。

先生も同様で、先生の切り絵に最初接した時は、特に下の作品を見せて頂いたときは戦慄がはしり身震いをしたほどです。
この図柄のあまりの独創性の発現の源を知りたく、その発想の思考要領なりとも学べまいかと思った事です。
しかし、あまりの奥深さに、自分の甘さ加減と未熟さを思い知らされただけで理解する事は諦めました。

只、ひとつ気付いた事は、「学ぶものでは無く、紆余曲折 しながらでも自分で創り出す以外に無い」と思う事でした。

工房を立ち上げた頃は、展示会のたびに先生の作品を数点展示をご協力頂きました。
下の作品は、その度毎に甘えて無心し、格安で譲って頂いたものです。

どうぞ、ご覧下さい。










教室では、切り絵の教授はそこそこに人生論を話し合う事が多かったです。
それと、私も退職後と同時に脳梗塞を患い、見た目には判りませんが今も時々後遺症現象が現れたりします。。
お互いに体調の話しも多かったです。

お話しが絶頂に達すると、その勢いで先生の言葉の格言が書かれた作品を頂いたり、領収書代わりに小作品を頂いたりしました。先生の思いが書かれた下の作品です。


額縁の入った箱には先生自筆の殴り書きみたいな名前が書かれています。今は、その字すら懐かしく思えます。


先生は囲碁が趣味で5段か6段だったと思います。
私も若い頃囲碁に夢中になり初段までは行きました。一局でも4目ぐらい置かして頂き対戦してみたかったです。
あまりの段差の違いに言い出せず、今思えばこれも残念です。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※           
写真は先生の教わりつつ創りました「私の切り絵」です。



この様な切り絵が出来るようになり、今では型絵染も展示会に出し、お客様に購入していただける様になりました。
これも、先生のお陰と深く感謝します。

これは、宣伝ではありませんが、私も10月初旬に「夢たまご」ギャラリーで展示会を仲間と行います。
型絵染も出品します。

偶然とは言え、同じギャラリーで展示会をする事が何かしら不思議で、見えない力で導かれている思いがします。  


Posted by 彩草工房 at 16:06Comments(0)随想
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