2013年09月12日
40人の一貫張り講習。感動の一日
9月8日(日曜日)に40人の『千代紙一貫張りの講習会』を行いました。一日のだけの講習会です。
今になりますと良く覚えていませんが、5月下旬頃でしたか3名でしたか一貫張りの初歩体験をしました。
目的は、一年一度の行事で工芸等の一日体験をする催事探しのようで、その企画担当の方々と思えます。
団体名jは『茶道裏千家淡交会、宮崎青年部』です。
要望は、一定の予算内で一日で作品を完了することです。
体験結果、一貫張りは到底一日で出来ないこと理解して頂き、私の方から提案をさせて頂きました。
予算内で、創る対象作品と、その工程と材料を提示し、一日では出来ませんが最後の工程は自宅で誰でも出来ることです。
内容は書面で詳しく説明しました。
対象作品です。私の生徒の作品です。

場所は『東神宮公民館』舞台もある大広間です。隣の部屋では4月まで一貫張りを教えていました。
会場は、9時から先陣の10人位でテーブルを並べ椅子を置き準備し10時から講習が始まります。
本来は生徒自身がすべき、柿渋の薄め方や、糊の作り方も私が40人分タッパに準備しておきました。こうしなければ一日では終わりません。
40人の方を私一人では教えきれないと思い、ベテランの生徒さんの手伝いをお願いしました。
私の予想では千代紙デザインが手こずるだろうと思い、簡単なデザインを書いた書面と各工程の作業詳細を書いた書面を渡しました。
いよいよ講習会の始まりです。挨拶の内容は省略します。後は写真をご覧下さい。








柿渋の1回目の塗付が終ったようです。

柿渋の一回目塗り、外に干しています。太陽の光で柿渋は濃くなり、数回塗りと乾燥を繰り返し柿渋の色味が出来ます。



写真は各自の作品を掲載すべきところ、私の独断で選択させて頂きました。ご勘弁下さい。
大体2回位の柿渋の塗付は終わったと思います。明日辺りは自然に薄い柿渋らしい色味に変色していると思います。
この当たりで講習会は終わり、前述しましたように塗付・乾燥の繰り返しを行い、好みの色味の段階で「艶出しを」を各自、自宅でして頂く事にしました。『木工ボンド』を用いた艶出しの仕方は説明書に記してあります。
要領の判らない方は私にお気軽に電話ください。 090ー1878ー4361
一貫張り作製の大きな要点は、『和紙の接着と色味を含んだデザイン』と思います。
講習が始まると、和紙の貼り方が初めての事で要領を得ない方が多いと思い、予想していた事でしたので教えるのに私の手に余り、私の女性のベテランの生徒さんにも巡回してもらいました。
和紙の貼り付けは午前中を少し回った頃に終わりました。
昼食が終り、いよいよ難関のデザインです。(昼食は私どもの分まで用意して頂きお礼を改め申し上げます)
始まって見ますと、全く難関ではありません。一つは「切り紙」の手法を勉強されていたようです。企画の担当者の配慮と思われます。資料も準備されていました。
私が準備しました「参考のデザイン」は誰一人用いていません。
各自が自分の世界観に浸り没頭しています。
千代紙の切った形状と貼った位置のバランス、余白の用い方なども心得、すばらしデザインを多く見かけました。
考えて見ますと、分野は異なるにしてもデザインの仕事に携わっている方もいるかも知れません。
私も若い頃、茶道に入門し作動の順番に閉口し二月位で挫折した覚えがあります。
素人考えですが、茶道そのものの持つ一つ一つの動きの姿に美が伴ない、扱う道具その物が美的要素を含み常に携わる方々のセンスですので無意識にデザインに表れたものと思います。
私の感動しましたことは、40人の方が一生懸命の取り組んで下さり、皆様の心の波動が感じられ、その手応えに皆様のパワーを頂いたようでお礼を申し上げたいです。
地味な工芸で、生徒募集をしましてもなかなか集まりませんが、私の教室の生徒さんも少数ながら、今日の皆様のように輝いています。地道に努力を継続すれば、又、今日のような大規模な催事が訪れると思い精進します。
本当に素晴らしい一日でした。
今になりますと良く覚えていませんが、5月下旬頃でしたか3名でしたか一貫張りの初歩体験をしました。
目的は、一年一度の行事で工芸等の一日体験をする催事探しのようで、その企画担当の方々と思えます。
団体名jは『茶道裏千家淡交会、宮崎青年部』です。
要望は、一定の予算内で一日で作品を完了することです。
体験結果、一貫張りは到底一日で出来ないこと理解して頂き、私の方から提案をさせて頂きました。
予算内で、創る対象作品と、その工程と材料を提示し、一日では出来ませんが最後の工程は自宅で誰でも出来ることです。
内容は書面で詳しく説明しました。
対象作品です。私の生徒の作品です。
場所は『東神宮公民館』舞台もある大広間です。隣の部屋では4月まで一貫張りを教えていました。
会場は、9時から先陣の10人位でテーブルを並べ椅子を置き準備し10時から講習が始まります。
本来は生徒自身がすべき、柿渋の薄め方や、糊の作り方も私が40人分タッパに準備しておきました。こうしなければ一日では終わりません。
40人の方を私一人では教えきれないと思い、ベテランの生徒さんの手伝いをお願いしました。
私の予想では千代紙デザインが手こずるだろうと思い、簡単なデザインを書いた書面と各工程の作業詳細を書いた書面を渡しました。
いよいよ講習会の始まりです。挨拶の内容は省略します。後は写真をご覧下さい。


柿渋の1回目の塗付が終ったようです。
柿渋の一回目塗り、外に干しています。太陽の光で柿渋は濃くなり、数回塗りと乾燥を繰り返し柿渋の色味が出来ます。

写真は各自の作品を掲載すべきところ、私の独断で選択させて頂きました。ご勘弁下さい。
大体2回位の柿渋の塗付は終わったと思います。明日辺りは自然に薄い柿渋らしい色味に変色していると思います。
この当たりで講習会は終わり、前述しましたように塗付・乾燥の繰り返しを行い、好みの色味の段階で「艶出しを」を各自、自宅でして頂く事にしました。『木工ボンド』を用いた艶出しの仕方は説明書に記してあります。
要領の判らない方は私にお気軽に電話ください。 090ー1878ー4361
一貫張り作製の大きな要点は、『和紙の接着と色味を含んだデザイン』と思います。
講習が始まると、和紙の貼り方が初めての事で要領を得ない方が多いと思い、予想していた事でしたので教えるのに私の手に余り、私の女性のベテランの生徒さんにも巡回してもらいました。
和紙の貼り付けは午前中を少し回った頃に終わりました。
昼食が終り、いよいよ難関のデザインです。(昼食は私どもの分まで用意して頂きお礼を改め申し上げます)
始まって見ますと、全く難関ではありません。一つは「切り紙」の手法を勉強されていたようです。企画の担当者の配慮と思われます。資料も準備されていました。
私が準備しました「参考のデザイン」は誰一人用いていません。
各自が自分の世界観に浸り没頭しています。
千代紙の切った形状と貼った位置のバランス、余白の用い方なども心得、すばらしデザインを多く見かけました。
考えて見ますと、分野は異なるにしてもデザインの仕事に携わっている方もいるかも知れません。
私も若い頃、茶道に入門し作動の順番に閉口し二月位で挫折した覚えがあります。
素人考えですが、茶道そのものの持つ一つ一つの動きの姿に美が伴ない、扱う道具その物が美的要素を含み常に携わる方々のセンスですので無意識にデザインに表れたものと思います。
私の感動しましたことは、40人の方が一生懸命の取り組んで下さり、皆様の心の波動が感じられ、その手応えに皆様のパワーを頂いたようでお礼を申し上げたいです。
地味な工芸で、生徒募集をしましてもなかなか集まりませんが、私の教室の生徒さんも少数ながら、今日の皆様のように輝いています。地道に努力を継続すれば、又、今日のような大規模な催事が訪れると思い精進します。
本当に素晴らしい一日でした。
藍染め体験の盛況情景
スカートの染め直しに大喜び!!
iインド藍染め体験講座の繁盛の兆し
UMKテレビ放送 一貫張り放映から生まれた作品
藍染め講習(インド藍) 生徒さん募集!!
ファション誌に『U‐lineストール』広告掲載
スカートの染め直しに大喜び!!
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UMKテレビ放送 一貫張り放映から生まれた作品
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Posted by 彩草工房 at 07:28│Comments(2)
│見聞録
この記事へのコメント
その節は大変お世話になりました。簡単そうに見えて、実はとてもセンスが必要ですね…。それでも先生のご指導のおかげで形になりました!これから艶出しですが、完成が楽しみです。ありがとうございました。
Posted by miu at 2013年09月14日 20:02
私のブログへのコメントが地味な所為かコメントがめったにありませんが、コメントを今頃気付きすみません。
講習会は私の為にも、教える立場でのあり方など勉強になりました。
艶出しすれば作品の表情は一変します。
次は百均のカゴに挑戦してみませんか、判らないことがあればメール下さい。
今回は無料で応援します。
いずれは、WEBレッスンを考えています。。
講習会は私の為にも、教える立場でのあり方など勉強になりました。
艶出しすれば作品の表情は一変します。
次は百均のカゴに挑戦してみませんか、判らないことがあればメール下さい。
今回は無料で応援します。
いずれは、WEBレッスンを考えています。。
Posted by 彩草工房 at 2013年09月18日 20:09