草木染めストール

昨日（18日）のことです。午前中ニュースを見ていると、新型インフルエンザの拡大が予想以上のようで、マスクを買っておく必要がありそうだなぁ～と考えていました。

宮崎市街地に行く用事があり、ついでに近くの大手の薬屋さんに寄って見ました。
マスク売り場を見ると、幾種類ものマスクが沢山ぶら下がり、数人の人が右往左往して物色しています。来たついでに2個ぐらい買っておくかと簡単に考え購入しました。レジに並ぶと、前の人はカートに山盛りマスクだけを買って7000円払っています。話している様子から関西の親戚に送るようです。周りを見渡すと他には買っている人はいないようで買うのも恥ずかしい感じ。

九州に発生してからでも遅くは無いだろうと考え、ニュースでも「冷静に行動するように」と再三言っているようで、沈着に沈着にと自分に言い聞かせて帰宅しました。念のために大阪の親戚に電話してみると「大丈夫、大丈夫」と鷹揚な返事。

ところが、今朝(19日)10時ごろ大阪の親戚から「至急マスクを送れ」と悲痛な叫びのような電話。
「すわっ」とばかりに、仕事も途中で放り投げて近くの小さな薬屋さんに行くと売り切れとのこと。
昨日行った大手の薬屋さんに直行。マスク売り場に行くと沢山ぶら下がっていたはずのマスクが一枚も無い、無い。
売り場コーナーを間違えたかと店員さんに尋ねると「売り切れ」との事。一夜にして消え去ったようです。

それから、市内の薬屋さんを9店舗四方に走り回り、結果はある団地の片隅の小さな薬屋さんで13枚買うことが出来ました。
そのマスクも明らかに売れ残りのような存在。果たして役立つのかと思えるようなマスクで、無いよりは増しと購入しました。
薬屋さんの話では、二日後ぐらいに入荷するが、メーカーでは関西に卸し、地方には数少ないだろうとの事でした。

今夜（19日）9時のニュースの始まりの時の発生人数は186人。ニュースが終わった時は191人。1時間の間に5人増えています。まるで、ネズミ算式と言うか、芋蔓のような感染力の強さです。東京の国際空港では海外からの水際対策をしていますが、宮崎空港ではしていないと言うより出来ないでしょうから、既に潜伏していて、宮崎でもいつ発症してもおかしくない状ｊ態と思います。

宮崎の放送局のテレビでは、もし発生した時の対策として、「手洗い･うがい･マスクをする」ようにと、関連機関が幾度と放映していますが、マスクが不足して多くの人が入手困難であることを知っているのだろうかと思いつつ聞いていました。今、この一瞬に宮崎のどこかで発生したらどうなるのだろうか。冷静に行動できるだろうかとマスクの争奪戦に不安を覚えます。
救いは、弱毒性であることです。

それにしても、昨日「冷静に行動｣したことが悔やまれてならない1日でした。