2013年05月26日

『最後の展示会』の「ふれあい三人展」

『ふれあい工芸』と言う名称は、いきさつを書きますと長くなりますので省略しますが、出会いの無い仲間が互いの作品の価値観を認め合って意気投合して出来た「展示会などの主催」名称です。
立ち上げましたのは2007年頃だと思います。当初は5人ですが今は3人です。昨日ブログの『金芝英三』さんは仲間ではありませんが合気道の同志で、自ら考案しました工芸品の同時出店の依頼があり、作品も素晴らしく喜んで参加して頂きました。


展示会中に仲間3人で秋の展示会期日の打ち合わせをしましたが、結果は加齢の所為かお互いの心身を大事にすることで、『ふれあい工芸』の展示会は今回を最後にすることになりました。過ぎ去った各地の展示会のエピソードに花が咲き話は尽きませんでした。

前回のブログに引き続き、今回の展示会の主な作品を掲げておきます。
レザークラフトでは小物入れやカード入れなど新作があり、皮革のカバーのデザインが素晴らしいです。

『最後の展示会』の「ふれあい三人展」

バッグも多く作られたようで好評の様でした。
『最後の展示会』の「ふれあい三人展」

『最後の展示会』の「ふれあい三人展」

『最後の展示会』の「ふれあい三人展」

何といっても圧巻はフクロウのタピストリーでした。
『最後の展示会』の「ふれあい三人展」

中が札と硬貨入れに分かれた持ちやすい財布のデザインが愛らしく瀬尾先生ならではのデザインが好きで息子の嫁さんにかってやりました。裏と表の柄です。
『最後の展示会』の「ふれあい三人展」


さて、私の作品です。
私のデザインしましたポンチョにUラインストールを肩に掛けたり首に巻いたりしてみました。

『最後の展示会』の「ふれあい三人展」

前と後ろです。
『最後の展示会』の「ふれあい三人展」
『最後の展示会』の「ふれあい三人展」

『最後の展示会』の「ふれあい三人展」

ポンチョと普通の長方形のストール群です。
『最後の展示会』の「ふれあい三人展」


Uラインストールだけをまとめてめてみました。何れも春夏用です。
『最後の展示会』の「ふれあい三人展」
今回の展示会で初めて、Uラインストールを購入すために来場されたお客様が2名いらっしゃいました。
このストールの存在を知って、余りの巻き方の簡単さとファッションの豊かなフリルなどの効果に惹かれたお客様が2名いらっしゃいました。
偶然にも、帰宅しメールを見ますと、Amazonで売れていました。幸いに商品が重ならずに幸いでした。
僅かではありますが、再三再四の広告の効果が出て知名度が広がる現象が見え始めました。
実用新案登録で合格した商品だけに、しかも身につけられた方は必ず絶賛して下さいます。
いつかはメディアで取り上げて頂ける日が来ると自信を持っています。


次は『千代紙一貫張り』です。
この写真の物は生徒さんが作ったもので、『一貫張り生徒さん展示会』で未販売の展示会で、私の「草木染展示会」でも
良く買って下さるお客さんが気に入って下さった作品です。型染めを採用した只一点の作品で私もお勧めしたものです。
握り手のあるカゴの作品は本体と握り手の付け根部分が美的に見せるのが難しいです。
ある案を思いつき、返して頂き私がその案を作り試作してみました。

『最後の展示会』の「ふれあい三人展」
千代紙が取っ手に馴染んでいく美的方法を考案できたようで講習にも採用して更に試作してみたいと思います。右側の赤丸が修正後の物です。
この部分は一つの技法の課題でしたので解決したように思えます。



この作品は細かい網目の茶系の千代紙に薔薇の花を貼り、それを模様紙の貼りました。薔薇の花が明るくなるように、グラデーションに塗付しました。
『最後の展示会』の「ふれあい三人展」


最後は『千代紙一貫張り』の極め付きの作品です。飲み干したワインの瓶のラインの曲線がきにいり、ガラスですが、糊を工夫して挑戦してみました。
『最後の展示会』の「ふれあい三人展」

売れ行きは「アベノミクス』現象とは裏腹にまだまだ財布の紐は固そうです。
売れるもは、昨年の売れ残りを半額以下にした商品が大半で、新作のUラインストールやポンチョは気に入ったもののプライスカードは価値観に見合う高価格になっていますのでため息をつくお客様の様子に私もため息が出ます。
大都市の草木染め専門小売店の価格に比べると、3割から4割安く値段を付けても宮崎ではこの有様です。
私の素材は大都市から仕入れていますので、デザイン性に後れを取っ手いるとは思えません。


以前のブログにも書きましたが、工房の方針として販売より教える事に重点を置く事にしました。
工房は山の麓にあるため交通の利便性が悪いため宮崎市内の祇園町に有りますアパートの一室を借りまして教室の日以外は自宅ショップ風にして販売したいと思います。ディスプレイも品の良いお洒落なディスプレイを考えています。
【アトリエ祇園】と店名にしました。


教える方の「一貫張り」も『千代紙一貫張り』としまして、書や絵画が出来なくとも「千代紙」で楽しめる一貫張りのバッグやインテリア作品を教えたいと考え現に実行しています。

染色も草木染に拘らず化学染料も取り入れます。化学染料は現役の頃の感覚を取り戻せるように目下復習を試みています。捺染もいずれは実行したいと思っています。
「手染め染色教室』ではなく【キッチン手染め教室と】命名したいと思います。ご家庭のキッチンで出来るように指導する積りでおります。現在2件予約を頂いています。
明日からは、染色方法の手順や要点をまとめた簡単な説明教科書作りに取り掛かりたいと考えています。


80歳にしてエレベスト登頂に成功した方もいます。私も古希が過ぎたとは言え、まだまだ成すべきことは多々あるようです。頑張ります。











Posted by 彩草工房 at 21:07│Comments(0)
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