2008年12月01日
売れない一貫張り
11月8日に「売りたくない一貫張り」と題して投稿しました。今回は「売れない一貫張り」です。
その後、工芸展に向けて下の写真の2種類の一貫張りを作りました。作りながら思うに過去の売り上げ実績からして、多分売れないだろうと言う予感の思いのつのりが強まる中で、負けじとばかりに精魂込めて創っていました。
売れるストールやブラウスを作ればよいものを、作品の出来映えは兎も角、工程が進むにつれ、イメージした姿に変化していく一貫張りの過程に胸踊り、捕りつかれたように「観てもらわねば」と言う使命感すら感ずるほど夢中でした。
案の定、展示会の幕が開き、中央のテーブルに目立つように置きましたが、数多いお客様の中から質問がありましたのは一人だけでした。その存在は周りの商品に打ち消され、自意識過剰な私だけに輝いていました。そして、一貫張りはその場から動くこともなく展示会は終わりました。
でも、いいんです。「売りたくない」思いが通じたんですから。・・・・・・・・・・・・
それにしても、やはり寂しい。
謎めいたデータがあります。私のブログの「検索キーワード」の一番のタグは「一貫張り」です。二番目の「染色」の4倍もあります。如何に世間の方々の関心の高さを示す数字ではないかと心強く、めげずに、これからも傑作を目指し創って行きたいと思います。
近日、pasokonkon先生指導の下ネット販売を計画しています。「一貫張り」も掲示するつもりです。多分、売れるはずです。いや、きっと売れます。ネットでは売れる予感が高まるばかりです。楽しみです。何だか、一人相撲のようですが・・・・・。
「一貫張り」の名称の由来を良く聞かれます。いつも答えられず私も気になっていたんですが、それらしい文献が見つからず、インターネットで調べて見ますと、次のように検索されました。
「明国の人、飛来一関によって創作されました。和紙貼りに柿渋と唐漆を塗り重ね、磨き上げると”一貫張り”となります。この手法は初代万満庵一貫斉によって復元され、香川の伝統工芸品として親しまれています。」どうも「一貫斉」と言う人の名前が由来のようです。
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Posted by 彩草工房 at 12:11│Comments(2)
│作品集
この記事へのコメント
私も一貫張りしています。喫茶店に置いてもらったりと作るばかりでなく 周りの人の反応、藻と楽しんでいます。
Posted by よしこ at 2009年06月11日 20:51
実際のところは、本格的に取り組んでいません。もう少し上達すれば、愛好家を集い楽しみたいと、ひそかに企画してます。
そのときは、ブログに書きますのでコメントください。但し、一年先になると思います。
そのときは、ブログに書きますのでコメントください。但し、一年先になると思います。
Posted by 彩草工房 at 2009年06月12日 00:32