2008年09月20日
想いのかなう茜の色

私の作品の中では茜色がもっとも好評です。つい、茜と生地との関連や、助剤の使い方など色々試しています。
写真では少し分かりずらいですが、今回染めたこのジャケットとストールの茜は赤味ガ強いですが、よく見るとかすかに紫の色も漂っています。私には見とれる程のお気に入りです。
ある尊敬する方の提案から万葉集や山頭火のなどの歌集や句集を調べねばならないことになりました。いずれ私の染色に関連してくるのですが、思索模索中の夢ですので、もし、実現しましたらお披露目します。
万葉集の中には薬草や色名の言葉が多く出てくることは知っていましたが、調べているうちに、このお気に入りの「茜」にふさわしい和歌を見つけました。
紅(くれない)の 濃染(こぞめ)めの衣(ころも)を 下に着ば
人の見らくに にほひ出でむかも
注釈もいろいろありますが、要するに
「恋い慕う人を想い、濃い紅の下着を着ていたら、ほかの人から見れば、この恋心が分かってしまうのでは・・・。」
と言うことです。
さて、老若男女の片想いの皆々様方。
その締め付けられるような切ない胸の痛みの解消の妙薬は、私の染めた、そうです私の染めた茜のストールを身にまとうならば、たちどころに想いは、かない恋は実り
、幸福の絶頂に浸る事でしょう?
?
?
?
?
?
?。追記:紅(くれない)とは、紅染と思っていましたが、文献によれば「茜色」でもあるようです。








